フィリピンの学園都市ドゥマゲテ(ドゥマゲッティ)。
フィリピンと言えば、7,000以上の島からなる島国国家であり、セブ島やパラワン島・ボラカイ島という名前は聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?
首都のマニラも聞いたことがあるけど、全然名前も聞いたことがない人口13万人ほどの小さな都市で活躍するドゥマゲテの起業家から機会をいただき、ドゥマゲテを盛り上げていく活動をすることになったので少しその話を記事にしてみようと思う。
目次
フォーブスが選んだ日本人だけが知らない素敵な街
フィリピン・ネグロス島にあるドゥマゲテ。セブ島の最南端の先にある小さな都市。
フィリピン・セブ島からは飛行機で、40分ですぐにいくことができて、日本からであればマニラ経由で簡単にアクセスすることができる都市。
僕もフィリピン留学関連の仕事が長いので名前だけは知っていたけど、実はまだ一度も訪れたことのなかった都市の一つ。
実はこの都市、アメリカの経済誌であるフォーブスが選んだ移住に適した都しとして、世界5位に選ばれている。
日本人は日本語だけでしか情報収集ができないから、有名な観光都市などは多くの情報が集まるけど、小さな都市には目が向くことはほとんどない。
正直、ビジネスチャンスだけ考えれば、首都のマニラや観光地としても有名で日本人が知っているセブ島の方がビジネスはしやすいし、情報が多いので人が集まりやすい。
そんな土地で、2014年から「街に恋する、島留学」としてSPEA(スタートポイントイングリッシュアカデミー)を起業した松岡さんと「ドゥマゲテ」の魅力を伝えるスタディツアーを開催。
街が綺麗で、人が優しいドゥマゲテ
今回初めてのドゥマゲテという都市に訪れてみて感じたのが、街が綺麗で人が優しいということ。
マニラやセブは都市として、急成長はしているものの既に市場が出来上がりつつある中でドゥマゲテに行けば、フィリピンの他の都市と比較してあれもなければこれもないという状態。
交通機関もマニラやセブ島ならUberやGrab Taxiを使えば簡単にタクシーを捕まえることができるけど、ドゥマゲテにはタクシーすらない。
そのため、トライシクルと呼ばれる乗り物で、交渉する必要がある。人との距離が近いので、英語を使った会話が自然と生まれる。田舎に行った感覚で気軽に現地の人が英語で話しかけてくる。
リタイヤした欧米人が選ぶほどに治安がかなり良い。そして、なによりマニラやセブのような交通渋滞も少なく、公共交通機関が少ないため排気ガスもなく空気が何より綺麗。
日本人が知らないこのドゥマゲテを発信していくということは、海外版地方創生をしていくようなものだけど、魅力の多い街。
誰も知らない都市を発信する難しさとそこで起業する面白さ
フィリピンに訪れた日本人ですらドゥマゲテという都市を知らない人がほとんど。この都市に留学を選んでいる人もマニラやセブ島を選んでいる層とは異なる層の人が多いと感じた。
親子留学をする場所としては、ある程度知名度が上がりつつあるけど、まだまだ知られていないことが多い。
フィリピン留学と言えばセブ島という市場は出来上がりつつ、他の都市を検討する場合でもドゥマゲテが選択肢に入ることはない。それほど情報量が少ない。
けど、実際に街を訪れてみるとセブ島よりも週末にダイビングやシュノーケリング・島巡りなども用意で、アドベンチャー感覚で出かけるにも最適だったりする。
「来てみないとわからない。」けど、それでも留学地として選んだ面白い人たちが多い。
田舎だからこそできることもたくさんある。ゆったりと落ち着いた環境で英語を学ぶ環境としては最適だと思う。
そして、その都市から発信を初めて起業をして作り上げて来たビジネスは想像できない道のりがあったんだと思う。詳しくは他の機会にいろいろ掘り下げていきたいと思う。
ドゥマゲテ留学がおすすめな人
ドゥマゲテで留学をするのにおすすめなのは、アットホームな環境でゆったりと留学生活をしたい人。
正直、生活の利便性・クオリティ・遊びの充実度だけ考えればセブ島留学の方が断然おすすめできる。それは、語学留学の市場ができつつあり、英語学習目的に合わせた学習ができるから。
それでもドゥマゲテという語学学校が存在している意味ももちろんあると今回滞在してみて感じた。
それは、自分の個性を探し出す留学にしたい人や自分探しをしたい人には最適な環境が整っているから。セブ島の留学といっても都会の喧騒の中で、いろんな誘惑が存在している。
ショッピング・レストラン・バーとある程度のものはなんでも揃っている環境。
ドゥマゲテのSPEAの学校からもちろん、そういった場所に訪れることはできるけどゆったりと時間が流れる学校の施設環境。アットホームな環境だから人との距離も近く、いろんな価値観に触れることができる。
こんな感じでハンモックに寝転びながら過ごせるのもセブ島などの都市では難しいけど、ドゥマゲテのSPEAでは当たり前。
ゲストハウス型のスクールもあり、欧米人のバックパッカーとも交流することだってできる。
コミュニケーションスキルとしての「英語」ではなく、「意思を伝える大切さ」を学ぶことができる環境。
留学をするときに明確な将来の目標を決めて、留学することもあるけれどそうでない人も過半数いると思う。その中で、自分を見つめ直す機会を作る人にはとても良い環境だと思う。
SPEAを起業した松岡さんの「SPEAの社会的存在意義」という記事もぜひ読んでみて欲しいと思う。
旅することで見えてくる。仕事にすることで世界が開けてくる
新しい土地に訪れてみることで、知らなかった世界が見えてくる。
それを仕事に変えていくことで、世界が開けていくことがある。
誰も知らないこの都市を舞台に、起業家として語学学校やゲストハウスを運営しているのはすごいことだと思う。
僕は、「旅と仕事」を考えながら活動をしているなかで、今回はマーケターの立場から戦略から海外の地方創生事業をしてきます。
「一歩踏み出す勇気を持てば、世界が変わることを伝えれるように。」
街が綺麗で、人が優しいドゥマゲテについて知りたい人は気軽に連絡ください!話せることはなんでもお伝えします!