Facebook広告を活用して、集客を行う際にマーケティングの専門用語が理解できないなんてことはありませんか?
Facebook広告は、個人・起業問わずマーケティングをする上で効果的に活用した広告媒体ですが、専門用語を知らずして広告活用するのは簡単なことではありません。
今回は、覚えておくべきFacebook広告の専門用語を解説していきます。
目次
リーチ(Reach)
Facebook広告で配信した内容が表示された人数を表すのがリーチと呼びます。
主に、配信がユーザーのタイムラインに表示される状態のことを指します。リーチ数が多ければ多いほど、多くのユーザーに広告が配信されているということになります。
同一ユーザーに複数回表示された場合でもリーチ数は1とカウントされます。
広告インプレッション(Impression)
広告が配信された数を示したものを、広告インプレッションと呼びます。
リーチ数が人数なのに対して、広告インプレッションは表示回数のため同一ユーザーに複数回広告が配信された場合も回数分カウントされます。
例えば、1人のユーザーに同じ広告が3回表示された場合、リーチ数は1とカウントされインプレッション数は3と表示されます。
インプレッション数が少ないと、ユーザーの目に触れる回数が極端に少なく広告がクリックされる回数も少なくなるのでインプレッション数を増やすことは非常に重要です。
インプレッション単価(CPM)
1,000インプレッション数毎にどれぐらいの広告費が利用されているかを示したものがインプレッション単価と呼び、広告1回あたりの表示で掛かる費用を指します。
インプレッション単価は、CPMと呼ばれることもあり、Cost Per Mileの略です。Mileとは、英語で1,000という意味でラテン語が語源となっています。
広告キャンペーンの費用対効果を計るための指標として、CPMを用います。CPMは、1つの広告キャンペーンの合計消化金額をインプレッション数で割った値を1,000倍した値になります。
CPM=(広告費の合計消化金額 ÷ インプレッション数)× 1,000
例えば、商品金額が5,000円でインプレッション数が10,000の場合はCPMは500円となります。
リンククリック単価(CPC)
広告1クリックに対して、どれぐらいの広告費が消費されたかを表す指標をリンククリック単価と言い、CPCと表現されます。
CPCは、消費した広告費の合計をクリックされた数で割ることで算出できます。
CPC=広告費 ÷ クリック数
CPCを分析し、見直しをすることで広告の効率性とコストパフォーマンスを最大化させることができるのでFacebook広告を効果的に活用する際には非常に重要な値です。
クリック率(CTR)
Facebookで配信された広告が表示された際にクリックされた平均値を示した値をクリック率でCTRと呼びます。
CTRとは、Click Through Rateの略です。
CTR=インプレッション数÷ クリック数
CTRが高いほど、インプレッションが増えれば増えるほど広告に興味・関心の持つユーザーがクリックしてくれていることになるため高いほど効率の良い値と言えます。
アクション単価・顧客獲得単価(CPA)
Facebook広告配信の目的である成果地点(Facebookページのいいね、外部サイトへの誘導、メルアド登録、商品購入など)に対する1件あたりにかかった広告費用を示す値をアクション単価・顧客獲得単価と呼び、広告配信ではCPAと呼ばれます。
CPAは、Cost Per Actionの略です。
CPA=広告費 ÷ コンバージョン数
CPAが上がると獲得単価が高くなるため利益が下がり、CPAが低くなると顧客獲得単価が下がるため利益率が上がります。広告配信をするにあたり、CPAを最適化することは非常に重要な値です。
ただ、CPAを低くすることに気を取られるとコンバージョン数が減少することが想定されるため、1件あたりの獲得単価として許容できる範囲で調節していくことが大切です。
コンバージョン率(CVR)
広告をクリックしてくれたユーザーが最終的に成約に繋がった数値をコンバージョン率・CVRと呼びます。
顧客転換率とも呼ばれ、Conversion Rateの略です。
CVR=コンバージョン数 ÷ クリック数
Facebook広告の場合は、CTR(クリック率)の最適化は大切ですが、クリックがされてもコンバージョンが発生しなければ効果がでていないことになるためCTRの最適化の次にCVRの調整が必要になります。
関連度スコア(Relevance Score)
ターゲットユーザーへの広告配信の反応を1〜10の指数で示した値を関連度スコアと言います。10は広告の関連度が非常に高い状態で、逆に1の場合は関連度が低いことを示しています。
関連度スコアを高めることで、ターゲットに対して効果的に広告配信ができ、費用も抑えながらリーチ数を増やすことができます。
ページと投稿のエンゲージメント
Facebookページの「いいね」や投稿に対して広告配信をした際に、「いいね」「シェア」などの配信に対してのアクション回数をページのエンゲージメント(Page Engagement)と言います。
Facebookページ以外にも広告や全ての投稿に対してユーザーが取ったアクションの全ての回数を投稿のエンゲージメント(Post Engagement)と言います。
まとめ
Facebookを活用した広告配信で覚えておきたい専門用語を解説しました。
まずは、これだけ覚えておけば広告配信の用語で困ることはないでしょう。
自ら広告運用をする場合も広告代理店に運用を任せる場合でも、用語を理解して置かなければ広告の最適化ができないのでしっかりと覚えておきましょう。