こんな疑問についてお答えします。
- WordPressのプラグインとは?
- ブログ運営の初期段階で導入すべきおすすめのプラグインは?
WordPressをインストールして、設定を始めた時にプラグインも導入したいところですよね。プラグインは、WordPressの拡張機能で快適なサイト運営に役立ちますが、どれがおすすめなのかわからないという人も多いですよね。
この記事を書いている僕はWordPressの運営歴は約5年ぐらいで、マーケティングコンサルもしているので複数サイトを運営しています。
その中で、初期段階で導入すべきおすすめのWordPressをまとめたので参考にしてみて下さい。
目次
WordPressプラグインは導入しない方が良い。
結論として、WordPressのプラグインを使って機能拡張する必要がないのであれば、インストールしない方がいいです。
プラグインを多く導入すればするほどメンテナンスが大変になります。20個も30個も入れたら定期アップデートの度に更新する必要がでてきますし、セキュリティ的にもよくありません。
ブログコンテンツは資産なので、プラグインのバグや誤動作でサイトが正常に運営されないのは避けたいところです。
また、プラグインを入れすぎるとサイトの読み込み速度が遅くなったりするので、ユーザービリティ的にも最悪です。
とりあえずWordPressにプラグインをインストールするのは危険。
僕はウェブマーケティングのコンサルティング活動をしてますが、企業が運営しているサイトをみた時にプラグインが大量に導入されていると「あ、まじか。。」と思います。
理由として、ヒアリングしてみると管理しきれていないプラグインや、利用していない機能も数多くあるのです。多すぎるとこちらとしてもどれを使っていないかを確認するのも手間です。
何より、サイト修正が手間だったりもします。
WordPressは、標準のWordPressテーマで利用できない機能を拡張できる便利ツールですが、拡張し過ぎるほど管理がしずらくなるので、必要なプラグインのみ入れるのがベストです。
そもそも、プラグインなしでもWordPressは優秀なのでなるべく入れなくて済むならデフォルトのまま運用しましょう。
WordPressプラグインの導入すべき数って決まりはあるの?
ただし、プラグインを使わないと不便なこともあるので、必要最低限のものをインストールしておきましょう。
WordPressのプラグインは、多すぎるのはあまり良くないという話はしましたが、厳密に何個なら良いという決まりはありません。
20個以上超えると多すぎるので見直した方が良いかなと思います。
プラグインを導入しているとプラグインを動かすためのスクリプトが作動して、それが多すぎれば多すぎるほどサイトパフォーマンスも低下していきます。
サイトパフォーマンスは、以下のようなツールで確認できるので参考程度にチェックしておくことをおすすめします。
WordPressに入れておくべきおすすめプラグイン7選
ここからは本題の最低限導入しておきたいおすすめのWordPressプラグインを紹介します。
実際に僕が管理している複数のサイトで利用しているおすすめのプラグインのみをまとめました。このサイトのプラグインの利用も10個以下なので必要なものだけ入れる形にするのが最適です。
早速紹介していきます。
Table of Contents Plus
Table of Contents Plus は、サイトコンテンツ(記事ページなど)で目次を自動で作ってくれるプラグインです。
このサイトの全ての記事では、このプラグインを利用して目次の作成をしています。
コンテンツ(記事)で設定した見出し(h2・h3・h4)を読み込んで、目次を自動作成してくれます。目次があると読みたい部分にすぐに読者が飛ぶことができるので、ユーザービリティも優れていますね。
また、目次の内容は検索結果にも表示されることがあるので、設定しておくと若干ですがGoogleの検索結果表示のCTR(クリック率)も高まります。
最初だけ設定しておけば、特に変更することはないのでWordPress運営の初期段階で導入しておきましょう。
公式サイト:Table of Contents Plus
TinyMCE Advanced
WordPressで記事を投稿する際の編集画面は直感的に操作ができて、かなり便利なのですがその編集機能をもっと使いやすくしてくれるプラグインです。
デフォルトの状態であれば、以下の機能を使うことができません。
- 表の挿入と編集
- YouTube動画コードの挿入画像の表示の微調整
など。
TinyMCE Advancedのプラグインを入れておけば、以下の画像のように編集機能が拡張されます。
快適にWordPressでの記事投稿をするには入れておきたいプラグインの一つです。
公式サイト:TinyMCE Advanced
All In One SEO Pack
All in One SEO Packは、記事内のタイトル・ディスクリプション・キーワードなどのメタ情報(メタタグ)を設定できるプラグインです。
メタタグは検索エンジンで検索時に表示される「タイトル」「ページの説明文」を表示してくれる重要な要素なので設定をしておくべきプラグインです。それ以外にも各種SEO設定ができます。
この運営サイトはデフォルトのテンプレートの機能で、メタ情報を設定できるためAll in One SEO Packのプラグインは導入していませんが、ほとんどのWordPressテーマでは必要なプラグインなので利用することをおすすめします。
実際に僕が運営している別サイトでは、All in One SEO Packは導入しています。
公式サイト:All in One SEO Pack
Google XML Sitemaps
Google XML Sitemapsは、サイトマップ送信を自動化してくれるプラグインです。
検索エンジンのGoogleに対して、サイトマップを送信しておかないと記事がインデックス化(検索エンジンに表示さられ状態)されないので、導入必須のプラグインです。
プラグインを設定した後は、Search Console(サーチコンソール)でサイトマップを送信すればあとは放置でおっけーのプラグインです。、
公式サイト:Google XML Sitemaps
AddQuicktag
AddQuicktagは、普段利用するタグ打ちを効率化してくれるプラグインです。
WordPressのテーマによっては、ショートコードを利用することでサイト記事内の装飾を変える機能などが搭載されています。
ショートコードを使う際には、毎回調べて利用するのはかなり非効率なのでよく利用するタグは、登録しておくことで投稿画面で簡単にタグの呼び出しが可能です。
ジャンル特化のアフィリエイトサイトでもよく紹介する案件はQuicktagに登録しておいてすぐに記事に呼び出せるようにしておくとかなり便利です。
公式サイト:AddQuicktag
Lazy Load
Lazy Loadは画像の読み込みを制限してくれて、サイトの読み込み速度(表示速度)を上げてくれるプラグインです。
読者がサイトにアクセスしてくれたのに、読み込み速度が遅くて離脱してしまったらもったいないですよね。
通常は、サイト内の全ての画像を読み込もうとするので、画像が多い記事は表示速度が遅くなってしまいます。
Lazy Loadでは、画像の読み込みを画面で表示されている見える範囲だけにするのでサイトの読み込み速度を早くしてくれるプラグインです。
サイトの高速化をしたいのであれば、入れておきたいおすすめのプラグインです。
公式サイト:Lazy Load
Akismet
Akismetは、コメントのスパム対策用のプラグインです。
コメント欄を開放しているブログやサイトであれば、ONにしておくとスパム対策をすることができます。
これを設定しておかないとスパムコメントで、1,000件・2,000件とコメントが増えることがあるので、設定しておくと便利です。
公式サイト:Akismet
上記以外にもおすすめ5選を紹介【おまけ】
WordPressのおすすめプラグイン7選を紹介してきました。基本はWordPressテーマの機能を活用しつつ、足りない機能を補う形でプラグインを導入しましょう。
上記で紹介したプラグイン以外にも人によっては使うと便利になるものもまとめたので、参考にしてみて下さい。
EWWW Image Optimizer
EWWW Image Optimizerは、WordPressにアップロードした画像を軽量化できるプラグインです。
正直、サイトに画像をアップロードする前に縮小しておけば、良い話なのでこのプラグインは必要に応じて導入するのがいいのかなと思います。
例えば、複数人でサイト運営をすると画像を縮小せずにアップロードする人もいるので、そんな時に導入すると良いでしょう。
僕の場合は、このプラグインは導入せずにMacのアプリ「PhotoBulk」を利用して画像のリサイズと縮小をしてからWordPressに画像をアップロードしています。有料アプリですが、一回購入すれば良いので使い勝手の良いMacアプリです。
公式サイト:EWWW Image Optimizer
Autoptimize
Autoptimizeは、HTML/CSS/JavaScpriptなどのコードを圧縮化してサイトの高速化をしてくれます。
基本的にインストール後は設定は不要なので、サイト速度が遅いことに悩んでいるならとりあえずインストールしておけばおっけーです。
WordPressは、HTML/CSS/JavaScpriptで構成されているのでその読み込みを圧縮してくれるという機能で、コードが最適化されているテーマを利用すればこのプラグインは不要です。
公式サイト:Autoptimize
WP Super Cache
WP Super Cacheは、キャッシュを利用してWordPressの読み込みを早くしてくれるプラグインです。
ただ、バグが多いので正直入れなくても良いプラグインなので参考程度に。
機能としては、Aさんが見たサイト記事(データ)を一時的に保管して、次回他のユーザーがアクセスした時に使いまわすことでサイトの表示を上げてくれるという感じです。
バグがあることを注意した上で利用するのであれば使うのはありのプラグインです。
公式サイト:WP Super Cache
Broken Link Checker
Broken Link Checkerは、サイトコンテンツ内のリンク切れを通知してくれるプラグインです。
設定をONにして、通知して欲しいメールアドレスを入れておけば設定は完了です。
サイトコンテンツが増えていけば行くほど、リンク切れのチェックは大変なので必要なタイミングで導入すると便利なプラグインです。
公式サイト:Broken Link Checker
Contact Form 7
Contact Form 7は、WordPressでお問い合わせフォームを導入できるプラグインです。
WordPress利用者はよく利用しているプラグインの一つで、サイト内にお問い合わせフォームを作りたいという人におすすめ。ネット上の情報も多いので非エンジニアでも簡単に利用できます。
ContactForm 7単体だとメールが届かないということもあるので、「WP-Mail-SMTP」というプラグインでセットで使うといいでしょう。
詳しくは設置の際にググれば設定方法がでて来ます。
お問い合わせフォームをWordPressサイト内に設置しておくと、読者からの質問や広告掲載の連絡が入ることもあるのでお問い合わせページを付けておくと良いと思います。
公式サイト:Contact Form 7
まとめ:WordPressプラグインは必要なもののみ導入
以上、WordPressのおすすめプラグインについてまとめていきました。
WordPressを始めたての時は、「このプラグイン良さそうだな」「これ使ってみようかな」とプラグインをとりあえずインストールしてしまうことがありますが、必要最低限に絞って利用することをおすすめします。
プラグインは便利なので、僕もWordPress始めたての時は、とりあえずインストールして使っていました。
後から管理がめんどくさくなったり、整理している時に結局使ってなかったりということが多かったので、初期段階で必要なもののみインストールしておきましょう。
今回紹介したものを参考にプラグインの設定をしてみて下さい。